「映画『母べえ』を見る」

 昨夜、TV放送された映画『母べえ』を見ました。
 御存じのように、監督は山田洋次、原作は野上照代、主演は吉永小百合浅野忠信
 さほど、期待せずに見始めたのですが、なかなかどうして、昭和15年から終戦後に至る日本の一庶民、特に東京の男手がいなかった家庭は、こんな具合だったのだろうと実感をもって観客に知らしめようと言う強い意志を感じさせる映画でした。

 それを一言でいえば、好いことは少ない生活を強いられた、ということです。
 そんな家庭に、光彩を添えたのが、鶴瓶師匠のキャラクターでした。
 それは、山田洋次らしい、反戦映画でした。