「読んでも忘れる本」

早稲田大学大学院の講義「社会思想」で、レポートを提出しなければならず、そのために、マルティン・ルターについて調べようとしてその著書『キリスト者の自由』を読んだのです。
 それは、家にある中央公論社の「世界の名著」に納められているものなのですが、ところどころ、傍線が引いてあり、どうも、30年前のキリスト教学科の学生時代に、一度読んだ形跡があるのですね。
 でも、その記憶は見事に欠落しています。
 こうして、読んだのに、忘れてしまう本がどんどん増えいきます。