「田村教授の『私の視点』」

 昨日の朝日新聞朝刊『私の視点』に、田村理(専修大学法学部)教授による寄稿、「憲法を権力制限の道具に」が掲載されていました。

 そこにつぎの記述があります。“近代憲法の歴史は、行政権を議会がいかにコントロールするかの歴史だ。国会を国権の最高機関(41条)と定める日本国憲法も、国会を唯一の立法機関(同条)とし、内閣の法律案提出権さえも明文では定めていない。”
 これは、ごく常識的な見解ですね。

 続けて、“民主党議員立法の自粛を求めたことは全国民の代表(43条)として立法(41条)にあたるべき議員の活動を大幅に制約するものだ。”と記述しており、なるほど、そんな考えもあるのかなと思いました。