「楽勝科目」
2000年に立教の経済学部3年次に編入学したとき、初めて知った言葉に、「楽勝科目」があります。
それは、楽してよい成績をもらえる科目なので、「楽勝科目」というのだそうです。
最初に学生生活を送った、1977〜1981年には聞いたことのない言葉でした。
さて、そろそろ大学の後期授業が始まり、新たな科目の登録が行われようとしていますが、「楽勝科目」はお取りなさんなと、老婆心ながら申し上げます。
楽して身につけたものは、何にももたらしませんよ。
俵万智さんが、『早稲田学報』の2010年秋号でつぎのように記しています。「今でも自分の血肉になっていると思う講義は、楽勝科目の真逆「絶対にとってはダメ」と伝説にさえなっていた(中略)講義だ」
なるほど、ぼくもこの説には大賛成です。