「裁判長が控訴を勧める」

 16日に、東京・歌舞伎町のマージャン店経営者ら二人を殺害した罪に問われた被告に、裁判員裁判では初となる死刑判決が、言い渡されました。
 被告のあまりに残虐な犯行に、酌量の余地なく、死刑判決を選択した裁判員でしたが、判決を言い渡した際に、裁判長が「判決は重大な結論となった。裁判所としては被告に控訴することを勧めたい」と、極めて異例の呼びかけを行いました。
 その真相は不明ですが、もしかすると、裁判長は裁判員を慮って、被告に控訴を勧めたのかもしれません。