「映画『おとうと』と仙石由人内閣官房副長官」

 昨夜TVで放送された、山田洋次監督の『おとうと』を観ました。
 それは、山田監督が高みに至った円熟の映画でした。
 なかで、吉永小百合扮する姉が、弟役の鶴瓶師匠に手を上げる場面がありました。
 それは、弟が、ひと様のことを「アホ」だとか、「頭の弱いやつ」と言ったからです。

 対して、昨日午前9時からNHKで放送された「日曜討論」に出席していた、弁護士でもある内閣官房副長官の仙石由人代議士(民主党)は、こともあろうに、「自衛隊が○体処理云々」と発言していました。
 NHKの方がすぐに、「遺体ですね」と訂正していましたが、あの発言には、驚かされました。
 あのようなことを、人権派といわれる弁護士でもある政治家が、公共放送を通じて発言するのですから、恐れ入ったものです。