「信長が光秀に討たれた理由」

 津本陽さんが、昨日の朝日新聞夕刊「時の回廊」でのインタビューに答えて、織田信長が天下とりまであと少しにもかかわらず、本能寺であっけなく明智光秀に討たれた謎を解明しようとしていたとき、精神科医との話がヒントになったそうです。
 それは、「幼い頃に母に無視され続けた信長は、一生かけて自分の生きる意味を確認したのではないか」というのです。
 そこから、津本は、信長自身が光秀を誘い、自分の命運を試したと考えたというのです。興味深い解釈です。