「語学 教養とは役に立たぬもの」

 土岐健治(一橋大学名誉)教授が、「語学 教養とは役に立たぬもの」と題しての投稿を、昨日の朝日新聞声欄に寄せていました。
 それによると、土岐教授は、学生時代英語を学び、教授となってからは英語の論文も発表しましたが、英会話はほとんどできない、というのです。それは、「必要ないからです。必要のないものはできないし、学ぶ必要もありません」と記しており、まさに、「必要」が何よりも身につかせる王道だと、ぼくも思います。
 その上で、土岐教授は、次のように記していました。「真の教養とは、役に立たないもの、実用でないものです」と。