「ピアニスト中村紘子」

 今週の朝日新聞夕刊「人生の贈りもの」に採り上げられたのは、ピアニストの中村紘子さんでした。⇒http://www.asahi.com/culture/articles/TKY201309130230.html?ref=comtop_fbox_u
 13日では、クラシック音楽に未来はありますか、との問いに、彼女は次のように答えています。
「天才が生まれる土壌が社会にありません。時間をかけて育まねばならないのに、大衆社会は才能ある人の足を引っ張るか、成熟を待たないまま摩耗させてしまう。一種の大衆迎合をしないと世の中に出られない面もある。」

 この指摘は、クラシックの世界にはとどまらないように感じられたものです。