「人物本位入試」

 11月6日の朝日新聞朝刊に、『「人物本位」入試の怪シサ』と題して、政府の教育再生実行会議が、「人物本位」の大学入試への改革を打ち出したことに関して、「学力重視と言われるより、人物本位と言われた方が、何となくみんなが希望を持てる。今回の提言も教育がポピュリズムと結びついた一面があると思う」とする関西大学竹内洋・東京センター長の分析を掲載していました。⇒http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouikusaisei/teigen.html

 それに関して、10月18日「声」欄には、『大学入試に「人物評価」は不要』と題して、「改革案から透けて見える生徒像は、コツコツ勉強し、部活動や生徒会、さらにボランティアにも取り組む、大人にとって「管理しやすい学生」でしかないのではないか。」とする疑念が投稿されていました。

 なるほど、「人物本位」の入試では、大学教師ごのみの考え方やふるまいを身につけた(ふりができる)生徒が得をしそうですね。