「経済学部での数学」

 日本の大学の経済学部の入学試験は、国公立では数学も課せられるのでしょうが、私大の場合、数学は選択になっており、日本史や世界史で受験する方も結構います。
 その結果、経済学部に入学後、数学をマスターしていないため、学修に困難を生じることがあります。早い話が、ぼくがそうでした。
 そこで、たとえば、慶應義塾大学経済学部では、一般入試で、A方式(数学利用)とB方式(世界史または日本史利用)に分類し、Aタイプは、1年次に「微分積分」、「線形代数」を履修し、Bタイプは、1年次に「日本経済概論」、「歴史的経済分析の視点」を履修するようになっています。⇒http://www.econ.keio.ac.jp/curriculum/index.shtml
 カリキュラム編成は、同じ経済学部でも、大学によってかなり異なっていますから、受験生は調べておいた方が、入学後、困惑しなくてすみます。