「わが国も双子の赤字」

 7月24日発表の貿易統計によれば、6月の貿易赤字は季節調整後で約1兆808億円と、5月の8613億円から拡大しました。⇒http://www.customs.go.jp/toukei/info/index.htm
 経常収支では、海外からの利子や配当等の受け取りがあるとはいえ、今年は5月までの累計で季節調整後で8628億円の赤字でした。

 これまで米国等で懸念されてきた経常収支と財政収支の双子の赤字が、日本でも現実化しつつあります。これは、財政赤字ファイナンスが国内貯蓄ではまかなえないことを意味しています。どこかで国債利回りが上昇すれば、財政赤字がさらに増大しかねないのです。