「成人向け」

 『UP』(東大出版会、8月号)に連載されている「日本美術史不案内」で、著者の佐藤康宏教授が、「成人向け」と題して、「かんたんに結論に至ることを求めず、複雑な問題を複雑なままに受け入れ、粘り強く考え続け、よりよい解決を模索すること。そういうめんどうな過程に耐えられるのがおとなである。思想でも、政治でも、美術史でも、あらゆる分野でおとなのつきあいのできる人が必要だ」と記していました。
 ぼくも同種のことを拙HPで記しています。⇒http://www.ranjo.jp/giin/index.html#c_giin_01_d