「ぶれない政治家」

 寝る前に読む本として、いまは、斎藤隆夫の『回顧七十年』(中公文庫)を読んでいます。これは、明治45年に衆議院に初当選した後、13回の当選を重ねた代議士、斎藤隆夫(1870-1949)の自叙伝です。この本のいいところは、荒川洋治が指摘したように、「ほんとうの自伝とは、このように簡素なものなのだ」というように、描写がシンプルなことです。⇒http://www.chuko.co.jp/bunko/2014/09/206013.html