「見えないものにふれる」​

 批評家の若松英輔が、8月8日日の朝日新聞に、「見えないものにふれる」と題する談話を寄せています。⇒http://www.asahi.com/articles/DA3S13076818.html
 そこで唸ったのは、次の挿話です。「言葉は目の粗い網のようなもので、本質という魚はその隙間から逃げてしまいます。」
 最後に、次のように語って談を終えています。「祈るとは人間を超えたものに何かを頼むことではありません。彼方(かなた)からの声を聞くことです。沈黙の中に無音の声を感じとることだともいえるように思います。」