「長寿番付のいかがわしさ」
昨日に続いて、驚愕の事実、第2弾です。
さる9月19日が「敬老の日」だったために、厚生労働省が作成した「高齢者名簿(長寿番付)」が公表されましたが、それがいかにいい加減なものであったか。その事実が、次々と白日の下に曝されています。
たとえば、100歳以上の高齢者が全国で、25,606人と発表しましたが、これは実際の数より38人も多かったのです。
特に、北九州市は実際の人数より、36人も多く報告しています。
さて、東京の荒川区の事例がすごい。
なにしろ、長寿番付19位110歳の世帯主であるおばあちゃんは、実際のところ、「昭和37、38年ごろからいなくなった」というのです。
そのおばあちゃん、散歩にでもいくようにふらふらっと外出したまま未だに帰ってこない、というのですが、40年以上も散歩に行きっぱなし、ということは、通常では有り得ないのです。
それを家人は、書き置きがないので、警察には届け出なかった、というのです。
事実、そのおばあちゃんの国民健康保険料を未だに払い続けている、とのことですが、それは偏に、そのおばあちゃんの国民年金を受給したいがためなのでしょう。
それにしても、北九州市は過大計算があったことを事前に把握し、それを厚労省に申し入れたのにもかかわらず、それを無視した厚労省の姿勢は、おかしい。
その理由は、「報道各社に事前説明した後だから、修正できない」として、北九州市の申し入れを無視したのだというのです。