「箱根駅伝の怪」

 月の風物詩、箱根駅伝は伏兵、亜細亜大学が初の総合優勝を飾りました。

 ぼくは、箱根に限らず駅伝には、さほど興味がないので、往路はTVでは全く見ず、今日の復路は、ほんのちょっとTVで見ただけでした。
 
 ただ、駅伝は実に日本らしい競技だとは、思っています。
 なぜならば、one for all,all for one、自らのため、というよりは、たすきを次走者に渡すために走るところが、いかにも日本的ですよね。
 そこで最も重要なのは、総合力、一人の幸福よりは、全体の幸福を考える、これは、古き好き日本を体現した競技です。

 ぼくが、たまたま、見ていたとき、先導の白バイの警官が手を振って沿道の観衆の声援に応えていましたが、だれも白バイの警官に声援は送らないだろうと、突っ込みを入れたくなったのです。
 けれど、もしかすると、だれかが、「おまわりさーん、頑張れー」と声援を送ったのかもしれませんね。

 もっと分からないのが、箱根駅伝の距離です。
 往復ともに、ルートは東京の大手町と箱根・芦ノ湖畔であるにもかかわらず、往路は108キロで、復路は109.9キロと、新聞に書いてありました。
 どういうことなのでしょうか。