2006-01-20 「21世紀の日本を総括すると」 寺島実郎(日本総合研究所理事長)が、1月16日の朝日新聞夕刊に『主体的日本とは何か』というタイトルの短文を寄稿しています。 そのなかで、目に留まった文章を転記します。 “やがて歴史家が21世紀初頭の日本を総括する時が来れば、9・11後のブッシュのアメリカのサブシステムとして生きることを安易に選択した悲しむべき時代と位置付けるであろう。” “日本のメディアの論説と知識人の発言を読み返し、その見解を支えた情報基盤の劣弱さと時代の空気に迎合するだけの世界観の浅さに慄然とさせられた。”