「桜美林大学で講師」

 去る6月30日、地元の町田市にあり、今年創立60周年を迎えた、桜美林大学国際教育センターの「体験日本語クラス」(中級)にて、落語の実演を含めた講義をしてまいりました。

 受講生は、留学生プログラムの中級日本語受講者ですから、全て他国の方々ばかりでした。

 たとえば、ぼくが落語を話すときには、はめていた腕時計を外したのですが、それはなぜでしょうか、と問うと、フランス人の受講生は、「それは、舞台が設定されている時代(江戸)には、腕時計が普及していなかったから」と、ちゃんと答えてくれるのですから、こちらも遣り甲斐がありました。

 落語は、歌舞伎の強い影響下に置かれ、上手下手に分かれて話が進んでいく。
 着物を着て、正座をしているからこそ、落語では、実に様々な態様を表現することが出来る等、日本人でも知らない人は知らない、結構高度なことも話しました。
 他にも記号論の話題等、けれど、皆さん実によく聴いてくださって、感激しました。

 是非、またおよびください。