「吉村作治客員教授の『キャンパスブログ』」

 朝日新聞に10月23日から、多摩版『キャンパスブログ』に連載している、早大客員教授吉村作治さんの大学観が面白い。

 それによれば、“昔は名物教授が、もう星のごとくいた早稲田大学も、今じゃそういう人も少なくなった。”のであり、大学の教授は、教員ではなく、研究者なのだ、と考えているようです。

 高島俊男さんも、記していましたが、旧制の大学当時、教授の休講は実に多かったそうです。
 ところが、今や休講をしない先生が大半ですし、休講すれば、補講を行う先生が増えています。

 ぼくは、大学は基本的には、学生が自ら勉強するところと認識しているので、休講がたとえあっても、教授たるもの、“背中で”学問の厳しさを学生に伝授すれば、それで構わないのではないかと、考えております。