「木下順二さんお亡くなりになる」

 今日は、午前10時から11時半まで、町田市民ホールにて開かれた、家庭のあり方を考える「家庭教育講演会」に参加しました。

 「やわらかく深い言葉で語る、国民的劇作家」(扇田昭彦木下順二さんがさる10月30日に、肺炎でお亡くなりになっていたことが、11月30日の新聞報道によって知ることとなりました。

 木下さんといえば、「夕鶴」ですが、ぼくも「夕鶴」には震えるような感動を頂きました。

 お弟子さんに当たる福田善之さんが、木下さんの作品を“安易に「劇」であるよりもむしろ「詩」であることによって、はるかに痛烈に世界を撃ち得ている”と記していましたが、まさに木下さんは、戯曲は詩、を体現した作家でした。