「芥川賞決まる」

 候補作が発表された5日の本日記に記した通り、今夜芥川賞直木賞の選考会が開かれ、芥川賞の受賞作が「ひとり日和」に、決まりました。(直木賞は受賞作無し)http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=145211&media_id=20

 作者は23歳の女性、青山七恵さん。
 ちょうど今日の朝日新聞朝刊に、丸谷才一が連載しているエッセイ「袖のボタン」で、日本の近代化における仕上げの仕事の一つに、“閨秀による新文学の充実”として、“リアリズムにちょっと背を向けた作品に、身近な抒情性とユーモアを盛った”女性文学を挙げています。

 なるほど、おっしゃるとおり、閨秀あっての現代日本文学の充実ぶりであります。
 青山さん、芥川賞受賞おめでとうございます。