「町田市立国際版画美術館」

 今日から4月1日までの会期で、マルク・シャガールの銅版画−『死せる魂』展−を、町田市立国際版画美術館⇒でhttp://www.city.machida.tokyo.jp/shisetsu/cul/cul01hanga/index.html行っており、初日の今日、早速見学に行ってまいりました。

 シャガールとは、いうまでもなく、20世紀を代表するロシア出身の画家として知られていますが、今回は、版画です。
 シャガールは絵画では、華やかな色彩を用いていますが、今回の銅版画では、多色刷りではないために、色彩の豊かさはありません。
 けれど、優しさの漂う彼独特の細かなモチーフは存分に発揮されています。

 また、『死せる魂』とは、ゴーゴリの代表作で、未完に終わっていますが、20世紀ロシア小説の傑作です。

 けれどぼくが今回の展覧会で注目したのは、『聖書』に題材を取ったエッチングでした。
 それも当然のことで、シャガールは、ユダヤ教徒ですが、プロテスタントエミール・ノルデカトリックのルオーと並んで、20世紀を代表した宗教画家でもあったからなのです。

 因みに、国際版画美術館では、展覧会の初日は無料にて入場できますので、次回は是非この特典をご利用ください。