「『自治制度論』&『社会哲学』」

 今日は、早稲田大学大学院公共経営研究科の片木淳教授による『自治制度論』⇒http://www.f.waseda.jp/katagi/jitiseidoronkougi.htmlと、社会科学研究科の田村正勝教授による『社会哲学』⇒https://www.wnp7.waseda.jp/app/ip/ipi0211.html?lang_kbn=0&kensaku_no=1053の講義があり、それに出席しました。

 特に、『自治制度論』では、市町村合併についての発表者でした。
 コメントの概略は下記の通りです。

 たとえば、明治4年に時の政府が廃藩置県を断行した際、3府45県261藩を3府306県へと大転換をしました。
 つまり、明治4年には県が306もあったのです。
 それが、現在は47です。

 このように、中央集権の歴史は、合理的に地域を策定し続けた歴史でもありました。

 たとえば、ぼくが住む町田市は、明治26年以降東京都(当時は府)ですが、それまでは、神奈川県でしたし、江戸時代は武蔵国だったわけです。
 このように、県境はきわめて人為的なものです。

 それに比して、基礎的自治体である市町村は、なるべくならば、郷土意識に根差したメンタリティーを重視し、地方分権の立場からも、市町村の無理のある合併には反対する、という趣旨の発表をしました。