「初めてのお茶会参加&『蝉しぐれ』」
25日は生まれて初めて、お茶会に参加させていただきました。
座敷に通されまして、先ずは、掛け軸を拝見し、そこには、“初秋茶会”らしく、
秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる
という、藤原敏行の古今集にも載っている、有名な歌が掲げられていました。
お茶会の模様は、また、いずれお話しするとして、昨夜テレビで、藤沢周平原作の『蝉しぐれ』が放送されていたので、拝見しました。
原作は、藤沢周平の中でも、殊にぼくの好きな作品です。⇒《らん丈を作った100冊以上の書》http://www.ranjo.jp/prof/index.htm
ことによかったのが、黒土三男監督自身による脚本でした。
初恋に拘泥される男女の恋情と、お家騒動にかかわる殺陣シーンを絶妙のバランスで配置していました。
それと、襖等余白を重視した撮影にも、見るべきものがありました。