「『遠藤周作を読み解く』」
昨日は、平成19年度町田市民文化祭30周年の記念式典が、町田市民ホールで開かれたので、出席しました。
市民文化祭の俳句展には、拙作も二句出させていただきました。
秋気澄む養老院大学院巡り
月光を頼みの消防団訓練
お茶会にもよばれ、一服頂戴しました。
町田市民文学館では午後2時から、『遠藤周作を読み解く』という連続講演が行われ、ノートルダム清心女子大学 キリスト教文化研究所 山根道公准教授による、「遠藤周作が求めた母なるもの」を聴講しました。
作家は、自作年譜においても一部の事実を伏せることがよくありますが、遠藤周作も慶應義塾大学入学以前に、上智大学予科に入学した事実は、触れませんでした。
あれだけ慕っていた母の許を去り、浪人時代に遠藤は、父の家庭に身を寄せていたことを、今回初めて知るところとなりました。