「福田首相のやる気」

 福田内閣になってから5ヶ月で、株価は約2,800円下落したのは、主要国でも際立つ下落幅ですから、市場では「首相の改革後退イメージが拍車をかけている」との批判が、渦巻いています。

 その声に後押しされたわけでもないのでしょうが、2月15日の経済財政諮問会議で、その下部組織として設置を決めた「構造変化と日本経済」専門調査会で、「21世紀版・前川リポート」を作ることを命題に掲げました。

 同調査会の人選にはこだわり、牛尾治朗香西泰、そして、会長候補に植田和男(東大)教授を予定しています。

 もっとも「改革路線の修正」を求めた自民党内からは、早速反発する声も上がっており、尾辻秀久参院議員会長は異論を唱えました。

 そこに、今回の事故ですから、行方は全く不透明です。