「永井均教授の大学の意義」

 5月30日の朝日新聞夕刊に掲載された「悩みのレッスン」で、大学の意義を尋ねた予備校生に答えて、永井均日本大学文理学部哲学科)教授は、こう記しています。

 “大学に入って初めて、答えではなく「問い」を、学ぶことができるのです。それと同時に、いま学者たちの意見が一致していない、最先端の論争状況を知ることができます。その二つはつながっているからです。面白いと思いませんか。”

 ぼくは、それをとても面白いと思うから、大学院に通っているのです。