「大野晋先生の御葬儀」

 この欄でも、7月15日に取り上げましたが、過日、国語学者大野晋先生がご逝去され、そのご葬儀が、7月18日に営まれました。

 その葬儀で、3人の作家が、追悼の言葉を述べました。
 丸谷才一大江健三郎井上ひさしの3人です。

 そこで、丸谷才一は、「日本人は恋する時も死ぬ時もなぜ五七七で詩を作るのか。この文化の仕組みをこれほど明らかにした学者はいない」との言葉を送りました。

 まさしく、至言です。