「芸術家の社会保障」

 ジャーナリストのエチエンヌ・バラールが朝日新聞夕刊に連載している「クールジャパン」の10月3日付け記事によると、フランスでは数十年前からアーティストの社会保障制度があるため、10カ月間で507時間以上アーティストとして活動したことが証明できれば、8カ月分の失業手当がもらえるということです。

 なるほど、文化の国フランスらしい制度ですが、もちろん日本には同様の制度はありません。

 さて、日本にもこのような制度はつくるべきでしょうか。
 ぼくは、いらないと思うなぁ。日本には、弟子入りという制度があるため、なんとか、食っていけるからです。
 ただし、すべての分野に弟子入り制度があるわけではないため、そのような分野には、同様の制度は必要なのかもしれませんが、出る者は、出る、と信じたいものです。