「佐和隆光教授へのインタヴュー」

 『月刊百科』(平凡社)11月号から、斎藤貴男が、「経済学者に会いに行く」という連載を始めました。
 その第1回の経済学者は、佐和隆光立命館大学)教授です。

 そこで、佐和教授は、このようにおっしゃっています。
 「結局、新自由主義―市場主義と言ってもいいですね―というのは、ケインズ以前への復古運動なんですよ。」
 これは、よく聞く言説ですね。

 あるいは、こんなことも言っています。
 「下層から這い上がってきた人は、時に並外れたコンサバティブ(保守的)になる場合が少なくありません。森嶋通夫という経済学者に言わせると、サッチャーがまさしくそれだといいます。(略)要するに、自分が上層に上がると梯子を外しちゃう。後に続く者のね。そういうところがある。」
 これもよく聞きますね。