「映画『グラン・トリノ』は傑作」

 昨日、評判の映画『グラン・トリノ』を、妻と観て来ました。

 イーストウッドは、すでに『許されざる者』を始め、『ミスティック・リバー』、『ミリオンダラー・ベイビー』、『チェンジリング』と次々に、話題作を提供してきましたが、ここに新たに、『グラン・トリノ』が加わりました。⇒http://wwws.warnerbros.co.jp/grantorino/#/top

 同作品で、何よりも圧巻だったのは、イーストウッドの、「大人の男」像でした。
 なるほど、大人の男、とは、このような人間なんだ、と思わせるものがありました。

 「生と死」という、人間にとっての永遠のテーマを、これほどまでに昇華させた映画は、少ないのではないでしょうか。

 それが証拠に、クレジットタイトルのエンドロールが終わるまで、ほとんどの観客は立つことなく、座ったまま、涙を拭っていました。