「井上ひさしさんご逝去」

　肺がんで療養していたことは新聞報道で知っていましたが、お元気になられて、また作品を産み出してくださるものとばかり思っていたものですから、残念でなりません。

　井上ひさしさんをぼくは、モッキンポット師によって知ることとなり、以後、じつに多くの作品を読ませていただきました。
　ただし、最近の作品のよき読者ではありません。

　ぼくにとっての、井上戯曲は、『薮原検校』です。
　紀伊國屋ホールで見た、同作品の余韻は、いまだに身にまといついているような気がします。
　したがいまして、ぼくにとっては極めて重要な作品です。⇒http://ranjo.jp/bunjin/

　井上ひさしさんは、カトリックの洗礼を受けているはずですが、その御葬儀はカトリックなのか、それとも、そうでないのかも関心があります。
　ともあれ、ご冥福をお祈り申し上げます。