「日本人論」

 紀伊國屋書店が発行している「scripta」2010年4月号で、斎藤美奈子土居健郎『「甘え」の構造』の書評で触れているように、日本人は日本人論が好きです。

 それは、明治時代に遡ることができ、斎藤は日本人論として、内村鑑三『代表的日本人』、志賀重晟『日本風景論』、新渡戸稲造『武士道』、岡倉天心茶の本』などを挙げていました。

 それは、ぼくをつくった百冊の本とも関連しています。⇒http://ranjo.jp/bunjin/

 翻って、他国人は、その母国論にこれほど執着するのかどうか、興味深々です。