「大学マニア 山内太地」

 2009年10月現在日本全国には、773校の4年制大学があったそうですが、それらすべての大学を訪問したという山内太地さんが記した、『下流大学に入ろう!』(光文社)は、相当に面白い本です。

 こんなことが記してあります。
 “大学は4年間通うと考えている人が多いだろうが、私は一生通うものであると考えている。私たちは、一生を通じて、自分の関心も持った学問を追及すべきだ。”
 “日本を悪くしているものがあるとすれば、政治家でもマスコミでもお金持ちでもなく、私たち一人ひとりの悲観論である。個々人がテンションを上げて元気にラテン系になれば、貧乏でも楽しい国家が実現する。”
 “受験勉強だけして、模擬試験の結果だけで自動的に自分が入学可能な大学に入るなど、絶対にやってはならない。”

 あらためて、ご一読をお奨めします。