「講義の大切さ」

 9月に入り、大学のオープンキャンパスは一段落した感がありますが、様々な大学のパンフレットを見ると、ゼミナールが充実していることを訴える大学が目に付きます。
 たしかに、大学のゼミナールは教学上、重要だとぼくも思うからこそ、文学部、経済学部、社会科学部にそれぞれ在籍していたとき、必ずゼミナールは履修したものです。⇒http://ranjo.jp/campuskamoku/

 ただ、それと同等に大事なのは、講義であることは論を俟ちません。
 8月31日の朝日新聞夕刊に東大の小林直樹名誉教授が採り上げられていて、そこで、小林先生は学生時代、「南原繁、尾高朝雄といった諸先生の法哲学講義を聴く前と後では、頭の重さが違うようにも感じました。」とおっしゃっていました。

 このように、「頭の重さが違うよう」な講義を受講しないで、なんの大学生活かと思います。