『21世紀の資本』

 話題の書『21世紀の資本』(みすず書房、2014年)⇒http://www.msz.co.jp/book/detail/07876.html の著者、トマ・ペケティへのインタビュー記事(朝日新聞2015.1.1)で、「競争が本質のような資本主義と平等や民主主義は両立しにくいのでしょうか」との問いに、次のように答えています。
「両立可能です。ただしその条件は、何でもかんでも競争だというイデオロギーから抜け出すこと。欧州統合はモノやカネの自由な流通、完全な競争があれば、すべての問題は解決するという考えに基づいていた。バカバカしい」