「民意は無謬か」

 12日の東京株式市場はほぼ全面高となり、日経平均株価が前週末の終値より一時200円以上値上がりし、東証1部全体の値動きを示すTOPIX東証株価指数)も大幅に続伸し、4年2ヶ月ぶりに1300ポイント台を回復しました。
 東京外国為替市場ではドルを売って円を買う動きが広がり、1ドル=109円台半ばまで円高ドル安が進んでいます。

 これは、4〜6月のGDP成長率の大幅上方修正と、総選挙での自民党の圧勝を受けての結果と、見られています。

 さて、今回の総選挙の結果を受けて、次回の総選挙のことをいうのは、鬼に笑われますが、これ以上自民党議席を上積みすることはありえないので、自民党は負けることになります。
 事実、戦後行われた23回の総選挙のうち、自民党が最高の占有率を占めた1960年の63.4%には、今回も及ぶことはなく、61.7%を占めての結果としての、大勝です。
 つまり、自民党は1960年から45年を経ても、そのときの占有率には一度も及んでいないのです。
 もちろん、当時とは政治や政党をめぐる状況があまりにも異なったために、一概には比較できませんが、数字上は、そうなのです。
 正しく“勝って兜の緒を締めよ”なのですが、往々にして、そうそう、うまくはいかないのです。

 そのときになって、「民意は無謬ではない」ということに気づかされることがないように、自民党には強く希望するのです。

 それにしても、今回の選挙で最も驚かされたのが、熊本4区で民主党から立候補した松本氏のお名前です。なんと、基督さんとおっしゃるのです。「もとすけ」さんと読むのだそうですが、カトリックの当方としては、驚かされました。

カトリックでは「教皇無謬説」というものが第一回のバチカン公会議で認められていますが、さて、民意は無謬なのでしょうか。