「巻頭特集“六代目 松鶴”」
上方落語界を今日の隆盛に導いたのは、四天王と呼ばれた、松鶴、米朝、春團治、文枝の各師匠でしたが、なかで、その筆頭格、笑福亭松鶴師匠の特集を組んでいるのが、上方落語協会誌「んなーあほな」の第4号です。
松鶴一門の師匠についての話が、それぞれ面白い!
松枝 師匠の家で盗み酒教えてくれたんは鶴光兄貴でっせ。2階のサイドボード、ジョニ黒、ジョニ赤、ホワイトホース。
鶴光 ナポレオン、皆呑んだった。あるとき、客が来たんで「鶴光、ナポレオン降ろして来い」さあ困った。階段でガーンと叩き割って「えらいスミマセン落として割りました」。師匠が、「どこにもこぼれてないやないか」。
ほかにも、「四つ橋筋が渋滞するのは、運転しているお前が悪い」。「言葉少なくして笑いとれ」。極め付きは、「落語はジャズや」