昨日、2006年度の与党税制改正大綱が発表されました。
そこで、所得税の公示制度の廃止が盛り込まれました。
これは、昭和25年から始まったもので、第3者による脱税の監視や高額納税者の顕彰が目的でしたが、プライバシーの保護のもと、公示制度の廃止が盛り込まれたのです。
公示対象は、1千万円を超える所得税額を申告した方なので、ぼくとは縁も所縁もない制度ですが、この制度はあったほうが、稼ごうという、インセンティヴを与えてくれるのではないでしょうか。
廃止されたら、残念ですね。
長者番付の常連さんにとっては、ホッと一息でしょうが。
つまり、この制度は、金持ちのために改正するのですね。