「『世界の名著22デカルト』」

 ぼくが文学部の学生だった1977〜81年は、1970年に収束した学生運動の余燼が完全に潰え、キャンパスには政治へのアパシー観が漂っていましたが、それでも、教養主義の名残は幾分か受け継がれており、中央公論社による『世界の名著』は、必読書でした。

 その頃買った「デカルト」を、今晩は久方ぶりに読み返すつもりです。