「115回目の献血&『蒲団』」
今日は、毎月のお勤め?、まちだ献血ルームで血小板の成分献血をしました。115回目です。
やっと今頃になって、注射針の挿入時の痛みが気にならなくなりました。
ただ、血管に挿入されるところは、見たくはありませんが。
成分献血は血液採取時間が長いので、昨日の夕刊を読んでいました。
加藤典洋(早大国際教養学術院)教授による、朝日新聞文芸時評での、秋山駿の『私小説という人生』(新潮社)が面白かった。
なんでも、近代日本文学史最大の悪役、田山花袋の『蒲団』は、実に面白い、実によくやった、というのです。
何でもないただの平凡な日常を、無意味に書く、っていうのもアリなのか、彼ら(明治の初期の小説家)は、そう、覚醒させられたのだと秋山は言う。
あたしは、そういわれても『蒲団』は、嫌いですけど。