「118回目の献血と『論語』」

 今日は地元まちだ献血ルームで、血小板による118回目となる成分献血をいたしました。
 そのためかどうか分かりませんが、それから気分が優れないので、寝転がって本を読んでいます。

 その本は、この日記の2006年大晦日でも採り上げた、山田史生著『寝床で読む『論語』』(ちくま新書)です。

 本書を貫く脱力感が、寝床で読むのには、何よりも相応しい。
 たとえば、『論語』とは直接関係ありませんが、“健康なものには病気になるという心配があるが、病人には回復するという喜びがある”と記しています。

 “人生の意味は(そんなものがもしあるとすれば)生きてゆく目的にではなく、生きていることにある。”
 こういう言葉は、政治家の口からはまず出ません。文学者ならでは、ですね。