「怒られやすい人」

 二分法という便利な分け方が、あります。
 たとえば、男と女。
 シニフィエシニフィアン
 上手と下手。
 プロとアマ。
 といった具合に。

 その伝でいくと、「怒られやすい人」と「怒られにくい人」という分け方も、あります。

 その横綱を張れそうなのが、他ならぬぼくです。
 思えば幼少の頃より、実にしばしばぼくは、父親に怒られていました。
 それもぼくがダメな子どもだったのだから、仕方ありませんが。

 学校を卒業後、師匠の許に入門してから、今に至るまで、実にしばしば、これまたよく怒られます。
 落語が下手なのだから、仕方ありませんが。

 そして、今年、48歳になりましたが、消防団操法の選手になって、4月から毎週3日練習しています。
 そこでも、実にしばしば、年齢の若い先輩に、注意を受けます。
 操法が下手なのだから仕方ありませんが。

 今日も、操法の夜間練習です。