「仕事始めと『武士の一分』」

 三箇日が過ぎ、いよいよ今日から2008年の仕事始めです。
 そこで昨日、年末にビデオに撮っておいた映画、『武士の一分』を観ました。⇒http://www.ichibun.jp/

 木村拓哉の主演作としても話題になり、松竹の映画では、最高の興行収入を収めたそうです。

 山田洋次監督による、藤沢周平の原作になる映画の3部作最後の作品ですが、たしかに出来も最高でした。

 主演の木村拓哉檀れいもいいのですが、特に目を引いたのが、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した、笹野高史です。
 笹野がいなければ、成り立たなかった映画でしょう。
 もうひとつ、富田勲の音楽も素晴らしい。

 そして、何よりも、山田洋次藤沢周平がともに持つ、地味溢れるユーモア、これが静謐ななかにも笑いを生み、清清しい感動をもたらします。