「朝日新聞の決断」

 昨日(11日)の朝日新聞社説は、見ものでした。
 そこでは、「希望社会への提言」16と題して、『年金は税と保険料を合わせて』との見出しのもと、“安心できる年金とするために制度をどう改めるか。改革の方向には大きく二つの選択肢がある。
 いまの保険方式を土台に改革を進めていくか。それとも、基礎年金は保険料の徴収をやめ、すべて税金で賄う方式へ切り替えるか。”と続きます。⇒http://www.asahi.com/paper/editorial.html

 “経済界は後者の税方式へ移行するよう主張しており、日本経済新聞も税方式を先月提言した。民主党も税を財源にした最低保障年金を提案している。”

 それに対して、朝日新聞は、“この選択は悩ましいが、保険方式を維持しつつ改革していく前者の方がより現実的だと考える。”

 これは、自民党の年来の主張と同じであり、宮島洋(早大法学学術院特任)教授や、権丈善一(慶大商学部)教授のそれとも合致します。

 それにしても、朝日新聞民主党ではなく、自民党の主張を支持するというのは珍しいと思った次第です。