「大学の『第二外国語』」
1991年に、旧文部省は、大学設置基準の大綱化を実現させ、大学の大衆化を推し進めました。
たとえば、「2以上の外国語の科目を開設する」という項目を、削除しました。
その結果、じつに多くの大学では、第二外国語を必修から選択に変えました。
たとえば、東大でさえ、2006年度から教養学部の理科全類で、初修外国語(第二外国語)の2年次の必修を廃止しました。
文科一、二類も2年次後半の必修を廃止したそうです。
第二外国語を学ぶくらいならば、まずは英語を使えるようにしようということでしょう。
朝日新聞の5月26日の朝刊に関連の記事がありましたが、第二外国語を、「昔やったけど忘れました」では、困るのでしょう。
ぼくもまさしく、30年前に第二外国語でドイツ語を学びましたが、きれいに忘れています。