「人生の無駄」
昨夜は、新橋炉ばた寄席に、出演しました。
その寄席は、居酒屋さんなものですから、口演後、お客様からお酒をご馳走になることがあるのですが、昨夜が、そうでした。
若い頃は、それを嬉しく受けていたのですが、さすがに、ぼくも50歳。人生も後半です。
すると、遠慮しいしい頂くお酒は、不味いのです。
それよりも、なによりも、知らない方と、適当にお愛想をいいながら、お酒を頂いている時間がもったいないのです。
お酒は、自分で勝手に飲みたいものです。
思えば、30年にわたってお酒を飲んできましたが、最近は、飲まなくなりました。
現役の落語家のころは、打ち上げと称し、毎日のように飲んでいたものです。
いまでも、辛うじて落語家ですが、飲むのは週に1回あるかないかです。
お酒を飲むのは、人生の無駄と思える50歳の秋です。