「日本最初の私立大学」

 1920年=大正9年まで専門学校令により認可された日本の私学は、帝国大学とは違い、名前こそ大学であっても実質は専門学校でした。

 それが、同年大学令により、下記の8校が日本最初の私立大学の認可を得ました。
 すなわち、慶應義塾、早稲田、明治、法政、中央、日本、國學院同志社の8校です。

 関西で唯一大学となった同志社と、早稲田はご縁があり、早稲田の開学当初は、歴史に勝る同志社出身の教師が少なからずいたものです。

 早稲田はその同志社と学生交流を行っており、2年生以上は、1年間にわたって、留学できる制度があります。

 それで驚いたのは、同志社の文学部学生が、早稲田の第一文学部に留学し、80単位を履修した、というのです。

 理系のことは知りませんが、文系で1年間に80単位履修するということは、想像すらし難い状態です。

 ちなみにぼくは、立教の経済学部時代に78単位登録したものの、修得できた単位数は、58単位どまりでした。